其の。

金と、黒を、見た時。





私は。





涙が、溢れそうに。

なった。





 





いとし、こ、たちへ。





 

またもやヤッてしまった成り替わり。
しかもマイナーどころ一直線。
・・・悩んだんですけどね・・・悲劇の末裔とドッチに成り替わるか・・・

だけどかっぱはナルサスすんごいダイスキだ!!
2人にはいちゃこらしてほしーんだ!!
いくら見た目ナルサスでもサスケの中身がおねにーさまなんてそんなのナルサスぢゃないやい!!
もー妄想大爆発で原作の面影全くナッシングでもソレだけは絶対にイヤだい!!

と、ゆーワケで。

前回のやっちまった部屋から続く今回のお話。
深淵世界で身体を失くしたおねにーさまは、死産確定のとある娼婦の胎児の中にゴメンナサイと謝りつつこっそり宿ります。
そして無事に生まれるも、ハハオヤは産後の肥立ちが悪くてぽっくり。
チチオヤの解らない厄介者扱いされてたけど、ハハオヤが生前懇意にしていた男関係と自分の天然銀髪からチチオヤ判明。
その人は・・・なななんと!!木の葉の忍のはたけサクモだった!!

え。まぢ?それじゃココって『NARUTO』の世界なの?
』の生まれた世界なの?
いやいや『私』がココにいるって事は、アソコじゃない世界だよな、うん。
てコトは、ぱられるわーるど??前回に引き続き、2度目の全く違う世界?
てゆーか、私の名前『はたけカカシ』!?
えっウソやだよそんな田んぼにいるアレと同じ名前なんて!!

・・・・・・とか何とか。

でもはたけサクモに引き取られて、付けられた名前はやっぱり『カカシ』。
チチオヤが忍者だからって、教え込まれるのもやっぱり忍の術。
えー知ってるから別にイイよー、なんて事は言えない。
自分ぢつはホントなら死産だったアナタの子供の身体もらっちゃった人外ですなんてもっと言えない。
だから渋々、実力ひた隠しにしつつ泣く泣く修行するハメに。
でもやっぱりおねにーさまなので。どっか抜けてるトコあるので。
チチオヤが『天才忍者』て呼ばれてる事もあって、5歳で下忍、6歳で中忍、となってしまったり。
将来有望なんて周囲から見られるハメになったり。

そーこーしてる間に、チチオヤは『仲間』か『任務』ドッチを選ぶ?で『仲間』を選んだ挙句、
その事を誹謗中傷され心を病んで身体も壊してポックリ。

その後波風ミナト(後の4代目火影)に引き取られたり。
力をひた隠しにしてた事がアダとなって、仲間を人質に取られたり死なせたり。その時死んだ仲間から車輪眼貰ったり。
長期任務に出てる間に、不老不死の妙薬なんぞに目が眩んだ木の葉の上層部の所為で、土地神だった天狐が我を忘れて木の葉を襲ったり。
天狐を封印して4代目が亡くなった事を聞いたのが、事件が起こった2月後、里に戻ってからだったり。





そして、きんいろのこどもと、であう。





あ。ちなみに、宅のナルトきゅんはスレてます。
だってだってっっ!!あんな過去があるのに天然純粋培養なんてありえないわっっ!!
そしてサスケきゅんもスレてます。
だってナルトがスレてるんですもの!!おそろいじゃないとイヤ!!

もひとつオマケに、かっぱは原作第2部を知りません。
1部までは頑張って読んだ。でもサスケが里抜けして読む気無くなった人です。

そして、力関係はこんな感じ。

おねにーさま>越えられない壁>子供達>三忍>ちょっとした壁>暗部・カカシ(演技のおねにーさま)・上忍・特別上忍>中忍>下忍



こんな原作のげの字にも掠りゃしない妄想に、お付き合いいただけるという心のひろーいお方は。
ずずずい、と下へ。



ちなみに題名色分けしてるのは仕様です。

おにーさま藤色 おねーさま銀色
アスマ藍鉄 紅は紅色
イルカせんせー深緑 ヤマト錆色 イタチ藍色
ナルト黄金色 サスケ深緋 サクラ桜色
キバ褐色 シカマル墨色
いの山吹色

だぶんまだまだ増える・・・予定
 





 
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ぎんいろ、じゅうしの、ころ。 
■■ 悲劇は、何時も。終わった後に知るのだ。 ■■
 
ぎんいろ、じゅうごの、ころ。
■■ 愛そう、と。何があろうと愛し続けようと子供を前に決意した。 ■■

■■ 初めてそのぎんいろを見たのは、冷たい雨降る森の中。 ■■

■■ どれだけ彼が彼女があなたの誕生を待ち侘びていたのかが解る。そんな品々を手土産に。 ■■

■■ 其れはたかが一介の忍が、知る由も無い筈の森の獣の知識。 ■■
 
ぎんのかげ、うごきだした、ころ。
■■ 此の衣装に身を包むのは他の誰の為でも無く。只々あの子を想う私の為。 ■■

■■ 焦りも憂いも何もかも。其れを目にした瞬間全てが吹き飛んだ。 ■■

■■ 彼の人に最も近しかった彼なら。もしかしたら、と。 ■■
 
ぎんいろ、やみにひそむようになった、ころ。
■■ ややこしい位置に生れ育ってしまったものだと、今更思えど最早如何する事も出来ずに。 ■■

■■ 霞よりも靄よりも。其の銀の淡さが何よりそう思わせる。 ■■

■■ 大切な人を失って。嘆き哀しみ絶望に陥り死を願う人の心の機微を知っているからこそ。 ■■
 
きつねにあいされたこ、ひとつの、ころ。
■■ 真実に気付かずのうのうと生きる奴等の喉笛を、其れでも食い千切ろうとしないのは。 ■■
 
ももいろのかみのこ、ふたつの、ころ。
■■ 守りたい。只其れだけだった筈なのに。何時の間にこんなに動き辛くなったのか。 ■■

■■ 生まれてきた事が悪いのだと云うのなら。いっそそう云う貴方達の其の手でひと思いに殺せば良かったのに。 ■■

■■ 置き去りにされて忘れ去られて。彼の心の救いは一体何処にあるのだろう。 ■■
 
ひいろのめのこ、みっつの、ころ。
■■ 初めて俺を普通の子供扱いした人は。まるで月の光が人の形を取った様な。 ■■
 
ぎんいろ、とおくはなれた、ころ。
■■ 生まれてきたからには誰にでも何にでも。幸せを求めて良い権利があるのに。 ■■

■■ 彼は何処までも甘く優しく。だからこそ、其の居心地良さに周囲の心は悲鳴を上げる。 ■■
 
ほむらのひと、ごうをせおった、ころ。
■■ 憶えておいて、欲しい。会わない、のでは無く。会えない、のには何時も其れなりの理由がある事を。 ■■
 
こどもたち、やみにひそむようになった、ころ。
■■ 元々、じっとしているのは性分じゃない。だから、向こうが動かないというなら。 ■■
 
かれら、ふたたびであった、ころ。
■■ 其の腕は身体は細いのだと。抱えられるものには限度があるのだと。其の事に、早く気付けば良いのに。 ■■

■■ 独り危機に立たされて、其れでも其方の方が気楽だと思えるのは。彼等には決して明かせない秘密があるから。 ■■

■■ 私達は変わったけれど。けれど貴方の事だけは、ずっと変わらず想っていました。 ■■

■■ 抜け駆けだろうが何だろうが。会いたくて会いたくて、やっと会う事が叶ったのだから。 ■■

■■ 愛しているのだ貴方をあの子等は。だからどうか、あの子等の想いを汲んでやってくれ。 ■■

■■ 共にいられた時はほんの僅か。だから、忘れられて当然と思っていたのに。 ■■

■■ 彼の人が、優しいからこそ優しい人間が彼の人の周りに集うのか。其れとも。 ■■
 
かれら、ともにいるようになった、ころ。
■■ 長い長い年月を。只憎しみのみを貫いて生き続ける程人は強くも弱くも無いだろう? ■■

■■ 沈黙と静寂を守り続けてきた其の森の。最奥に隠されていたのは正しく小さな桃源郷。 ■■

■■ 懐かしむ様に目を細める彼の人は。確かに其の人に愛されそして愛していたのだろう。 ■■

■■ 焦がれながら、けれど決して手に入る事は無いのだと諦めていた其れを。いとも簡単にこの人は。 ■■

■■ 愛でられるだけの華で無い事は良く解っている。だが其の本性が、苛烈な鬼だとも思えないのだ。 ■■

■■ 別にひた隠しにするつもりは無い。だが、知られれば知られたで厄介な事になるのは必至だから。 ■■
 
こどもたち、かめんをかぶるようになった、ころ。
■■ 無垢に善も悪も無いのだ。だからこそ、履き違えてはならない。 ■■
 
やくしのこといぬつかいのこ、すくいあげられた、ころ。
■■ 世の中、諦めが肝心だと。そんな事は悟りたくも無かったのだが。 ■■

■■ この身を攫った風と炎と華の子供達を。慈しむ大人達は森と獣と太陽と月の匂いがした。 ■■

■■ 普通の中に埋没しない、そんな異端は弾かれるのが当たり前だと思っていた。 ■■

■■ 与えてやろう。誰にも屈さず侵されず、自身が決めた道を行く為の力を。 ■■
 
かれら、ひのしたをあるきはじめた、ころ。
■■ 世の中の、大人の慾も不条理も。全て蹴って捨てていける様に。 ■■

■■ 他などいらない。愛しい子等はこの子等だけで充分だ。 ■■
 
かれら、ともにひのもとですごしだした、ころ。
■■ 何だかんだと言いつつも。憚り無くあの人の傍にいられる事が、どうしようもなく嬉しいだけだ。 ■■

■■ 其れは矛盾の塊で。なのに今も未だ矛盾のまま其処に、あった。 ■■

■■ 解っている。理性と感情は別物。けれどだからこそ人は叶わぬ願いを其れでも見るのでしょう。 ■■

■■ 例え見せ掛けの仮面でも。愛する子等に変わりは無く。 ■■

■■ 此れが私達の目指すモノなのかと。今更ながらに恐怖した。 ■■

■■ 遠い、遠い処へ行ってしまう。あの人が。 ■■

■■ 久々の帰郷は、愛しい子の流した紅と銀の放つ透明な殺意に、彩られて。 ■■

■■ 止まれ主。壊れ堕ちる時は、今では無い。 ■■

■■ 慈悲など欠片も無く。全てを燃やし尽くすのが太陽の本質なのだと、彼の眼を見てそう思った。 ■■
 





 





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