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まあイロイロとごたごた(?)がありましたが。 なんだかんだでサクッと辿り着きました首都バチカル。 原作とは違って、ドコにも寄り道せずに直行したかんね。 しかもアッシー代わりがアリエッタのお友達。 迅速でしたとも。ええホント。 そしてそのイキオイのまま。 お坊ちゃんはオヒメサマと導師と少将さん引き連れて王宮へ乗り込んでった。 ちなみに、あたし含めるダアトの軍人組と使用人さんは待機です。 いくら預言にどっぷり依存してます、な人でも、一国の主だ。 そんなオエライ様の御前に、軍人無勢が許可なくズカズカ行けるワケないっしょ。 ・・・・・・まあ、何があってもイイよーに、謁見の間の前に勢揃いはしてるし。 原作では、確かこのタイミングで偽姫の件が上がってくんだよね。 しかもお坊ちゃん、アクゼリュスで死んだ事にしとかないと開戦の名分立たないし。 このダブルパンチで、結局お坊ちゃんもオヒメサマも負われるハメになったから。 だけど、さて。 この世界のお坊ちゃんとオヒメサマは、どうなる事やら。 そう考えると、あたし『アッシュ』でまだ良かったのかもしれない。いや良くないけど。 だってもし憑依(?)先がお坊ちゃんだったりしたら、コレまた『アッシュ』よりめんどーそーだもんね。 軟禁でロクな教育も受けられず。預言通りに死ねって言われて、挙句の果てにゃ渦中ど真ん中。 そしてどーにも釈然としないエンディング。 なんて考えてる間にも、時間は刻一刻と過ぎていくワケでして。 がちゃ、と音を立てた謁見の間へ続く扉に、あたしは首を巡らせた。 階段に座り込んでたアリエッタもアニスも、立ち上がってソッチに向く。 話し合いは終わったのか。 丸く収まったのかはたまた―――――― 「ルーク様!」 ティアが、開いた扉に駆け寄った。 「上手く話しは進められたの?」 壁に背を預けていたシンクが、近付いて。 「ったりめーだろ?俺とナタリアだぜ?」 「叔父様もイオン様も味方して下さいましたもの。当然の結果ですわ」 うん。強気発言。どうやら丸く収まったみたいだね・・・・・・いや、収めた、のかな? まあ、その辺は深く考えない。てゆーか、考えたら多分ダメだ。うん。 思わず遠い目をしそうになったけど、気を取り直してお坊ちゃん達を見る。 その横を、縄掛けられて左右衛兵に固められた豚樽が通り抜けた。 ・・・・・・・・・・・・ソコまでやったのか。オタク等。 ま、まあ。とにもかくにも。コレで戦争のお話はお流れになった、と見て良いだろう。 て、コトはぁ?お坊ちゃん達の慰問も無事(?)終了。少将さんは和平の返事を持ってマクルトに帰還。 導師もダアトに戻って、護衛も晴れてお役御免。 やったあたしダアトに帰れる!!待っててあたしのマイベッド!! そうと解っちゃこーしちゃいられない!!サクッと何時でも帰れる準備しとかないと!! るるん♪とスキップしそうな勢いで、あたしはこっそりお坊ちゃん達から距離を取る。 何ならトリトハイム詠師とかに事前報告、みたいな形で一足先に帰ってもイイよあたし。 あらやだなんてイイ考え。進言しちゃおうかしら。 「お久しぶりですね、アッシュ・グランツ」 ・・・・・・・・・・・・だけどその時。 示し合わせたかの様に背後から掛けられた声に、あたしは止まらざるをえなかったんだども。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・て、ゆーか。この声。 なんか何時もの導師の声じゃない。なんか・・・・・・なんか、黒いのが混じってる。 しかも「オヒサシブリ?」いえいえ謁見の間乗り込む手前まで顔合わせてたでせう。 いやん、な予感がしてそろり、と後ろを振り返る。 ――――――果たして、ソコにおわしたのは。 「私の事を、憶えていますか?」 質素だけど上質な、淡い緑のワンピースみたいな服を着る。 にぃっこりと、天使もかくやという笑顔を、悪魔の尻尾をにょっきり生やしながら浮かべた。 ・・・・・・導師イオン・・・・・・オリジナル、だった。 |
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お坊ちゃんは王サマに秘預言暴露。 自分は某音素集合体の完全同位体だから第7音素から預言詠むのなんて朝メシ前さあははんvvなんてゆって。 オヒメサマは開き直り半分情半分。 世継ぎが死産だったなんてお国が揺れる様なスキャンダラスを隠す為に重鎮共が勝手にやった偽姫入れ替え事件なのに 何故当時赤子で自分自身今まで知りもしなかった事をこのタイミングで暴露されて、 しかも今更になってオトウサマは娘として18年間一緒に過ごしてきた私を捨てるのですか!?とかとか。 |
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