宴もたけなわ・・・・・・いや違う、試験も後半に突入しました。
トリックタワーをクリアした受験者さんは、あたしとを含め、全部で29人。原作よりも合格者さんが多い様な気もしますが。
ソレは多分、きっとアレだ。あたし達とか飛行艇でキルアが殺さなかった2人の存在とかが関係してるんだろう。
まあともかく。4次試験は、この29人で、原作通り受験番号の奪いっこ。
自分の番号は3点。クジで決めたターゲットの番号も3点。ソレ以外の番号は1点。1週間以内に、6点集めれば合格です。
某マフィア漫画の南国少年よりも南国なパイナッポー頭の持った抽選箱に腕を突っ込む。
変なモノにだけは当たりませんよーにっ。
そして、ていや!!っとばかりに引いたターゲットの番号は、108番。
・・・・・・・・・・・・誰の番号か全然見当つきません。ハイ。
再びサバイバル生活に突入した日。
クジを引き終わったあたしは、ぽてぽてと歩きながらにぴらん、とクジを見せる。
「・・・・・・わかる?」
「ああ、うん。アレ」
ちょい、と視線で指されて見てみれば。ソコにはなんか厳つい顔したおっさんが。
・・・・・・・・・・・・って、アレ?あの人って、もしかして。
(原作では、飛行艇の中でキルアに殺されるハズだったヤツ)
ああ。どっかで見た事あるなーと思ったら。
の思念にやっと顔を思い出して、1人納得。
そしたらが更に付け足してきた。
(あのおっさんのターゲットも、だったぞ)
えっまじ?てかなんで知ってんの。
(ん?ちょっとウラ技・・・・・・てゆーか、透過の術での番号引いたヤツ探してたら、ドンピシャだった)
って事は?あたしのターゲット、イコール、あたしをターゲットにしてる、から?
アレをツブせばピンポイントであたしを狙うヤツがいなくなる!!
何だいけっこー簡単だね今回の試験は。
(ま、確かにには楽な組み合わせだよな)
苦笑混じりなの思念に、あ。と止まった。
――――――・・・・・・・・・・・・そーいやのターゲットって・・・・・・・・・・・・
「あ。とは何番引いたの?」
聞こうとしたトコで、ちょーど横から声掛けられた。
振り返ってみれば、お子様組と年長者組が勢揃い。
なんかココへきて、クラピカとレオリオの警戒心もだいぶん薄まった感。うん。嬉しいねぇ。
「108番」
「俺は298番だ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?
ってちょっと待てあたしの番号引いたのって確かあのおっさんじゃなかったのか!?
(ホントはね。俺が引いたのはレオリオの番号。言えるワケないっしょ本人の前で)
あ。なーる。
「?誰?」
「の標的はあそこの男。俺の標的は」
「「「「え」」」」
「まあ、適当にプレートを3枚集めるさ」
思わず、仲良く固まった彼等に、は最後にそう言って締め括り。
お前達は如何だったんだ、と話題を振っていく。
「オレは44番だよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒソカか」
うん。引くだろうとは思ってたけど。こんだけあたし達が引っ掻き回してんのにホントに引くとは。
「俺は199番だった。つーか誰。ゼンッゼン解んねーよ」
「ああ、199番だったらあの爬虫類兄弟3人組の内のどれかだ」
は、爬虫類って。何気に辛辣だからソレ。ゴン達もちょっと引いてるから。
(そうか?・・・・・・ちなみにあん中に、俺の番号引いたヤツがいるんだ)
あら、そーなんだ。アイツ等キルアがツブすから、の追手も実質消えたってワケね。
(ん。そゆコト)
「私は16番だ」
「俺は246番だったんだが・・・・・・誰だか解るか?」
「16番、トンパか。246番はポンズという女性だ。帽子を被った。解るな?」
「おお、さんきゅー!!」
「へぇ、俺のターゲットと言いおっさんのターゲットと言い、良く覚えてんね」
「記憶力は良い方だからな」
まあ、そんな話をほのぼのとしてるのはイイんだけど・・・・・・・・・・・・、プレートのアテはあんの?
(まあ、取り敢えずキルアにくっついて、余ったプレートもらおっかなって思ってる)
あと1枚。
(まあ、どーにかなるっしょ)
・・・・・・・・・・・・あっけらかんと返ってきて、あたしはそうだね、と思う事にした。
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