天国のお父さんお母さん(イヤまだ死んでないけど)。お元気でせうか?
あなた達の娘(今は身体男だけどな!!)、何故かエクソシストの仲間入りを果たしたワタクシ、は。
今、笑いたくなるくらいに死に掛けです。
何故か?
そんなん説明したくもないよコンチクショウ。
終って始まった日。
ま、平たく言うとアレです。
平穏が大好きなあたしは、エクソシストってもんになってもすっごい努力して努力して努力して、何とか脇役に徹していたワケですが。
とんとん拍子で原作通りに進んでいく灰男の世界で、やっぱり起こった千年公のホーム襲撃。
そして生まれたレベル4。
・・・・・・そーいやあたし、これから先は原作読んでないんだった。
なんて自分の世界に現実逃避してみても、事態は待ってくれないもので。
ちょーどそん時ホームにいたあたしも戦力として駆り出されましたさ。
しかも、何故か速攻でレベル4に目ぇつけられましたともさ。
主要メンバーが方舟編のダメージ残ってて、五体満足で戦える状態になかった事もイタイ。
見る間にあたしもズタボロのボロ雑巾状態。アレンとどっこいどっこいさ。
しかもアイツ、あのレベル4。
よりにもよって、あたしの心のエンジェルを。リナリーを足蹴にしやがった!!
その光景をみたあたしは、アレンよりも早くレベル4に突っ込んでったさ。
すっごい、頭に血が昇ってたんだと思う。
『舞扇』で胸部ぶっ刺して『鋼の処女』で強化した手で掴んだレベル4の頭床に減り込ませる程度には。
ソレでも壊れない、どころか。にやあ、と嗤ったレベル4にぞくりとした。
命の危機だ、そう思った。
あたしだけじゃない。アレンも、神田も、ラビも、コムイさんやリナリーも。
やばい。まずい。みんな、死ぬ。
みんな・・・みんな?
――――――誰が、コレ以上、死なせるか!!
「起きろ、『』!!」
必死だった。後先なんか考えなかった。
ただ、コレだけ解ってた。
『』が起きれば、コレをどうにか出来るって。ただ、ソレだけが。
視界が暗転する。
並行感が無くなって。なのに何処までも。何処までも堕ちていく感覚だけ、認識して。
『・・・・・・バカだよね、は』
遠くで。泣きそうだけど優しい『』の声。
あんたに言われたくはない、と毒吐いて。
「あの子らを死なせない為なら。人間なんて幾らでも捨ててやる」
不敵に笑った、その瞬間。
ぽいっと。それこそゴミを投げ捨てるみたいに。
あたしは空中に、放り出された。
<<バック トゥ トップ ネクスト>>